2023年12月19日

<北松浦郡佐々町>佐々川のカブトガニを守る地元ボランティアチームと、対馬で研究を行う先輩協力隊インタビュー 

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2026年10月更新

現在募集中の地域おこし協力隊情報

長崎県内の地域おこし協力隊に関心をお持ちの方へ。
弊社が自治体と伴走し、募集企画や受け入れ体制の設計などを支援している募集プロジェクトを紹介します。
地域のリアルやミッションの背景まで深く取材・把握している注目のプロジェクトです。

長崎県佐々町は、まちのシンボルである佐々川の調査・研究や情報発信をミッションとする地域おこし協力隊員を募集しています。そこで、佐々川を舞台に子どもたちへの啓発活動を展開している地元のキーマンと、調査・研究をミッションに別のエリアで活動している現役協力隊員に話を聞きました。

※年齢は取材時

1. 貴重なカブトガニの産卵地、守り続けたい

さざ川のカブトガニを守る会
会長・横尾博宣さん(51)

さざ川のカブトガニを守る会 会長・横尾博宣さん

佐々川には、「生きた化石」として知られるカブトガニが生息しています。横尾さんは2013年、カブトガニに関する勉強会や現地見学会などを通じた地域づくりを目的に設置された「さざ川のカブトガニを守る会」の発起人メンバー。現在は2代目会長を務め、税理士業の傍ら子ども向け自然学習会などをボランティアで実施しています。

――子どもたちとのかかわりを大切にした活動を続けています

佐々町教育委員会の委託事業として年10回、小学生を主な対象に実施している自然学習会が現在の主な活動です。佐々川を舞台としたカブトガニの生息地清掃や幼生見学をはじめ、古タイヤを利用してウナギを獲る「うなぎ塚漁」や、釣りなどの体験学習を開いています。会の名称どおり、カブトガニ保護が主目的ですが、私自身が幼いころ体験して楽しかったことを子どもたちに伝えたくて、幅広いプログラムを実施しています。

――佐々川には非常に多くの生物が暮らしています

佐々川といえば、全身が透き通ったハゼ科の魚「シロウオ」が有名ですが、カブトガニをはじめウナギやアユ、テナガエビなど、さまざまな生き物が見られます。とりわけカブトガニは貴重ですが、生息していること自体、地元であまり知られていないことは残念です。

――今後の目標は

佐々川に残されている貴重なカブトガニの産卵地を、後世に残したいです。時代と共に河川の開発は着実に進んできましたが、産卵に必要な干潟は生き残っています。カブトガニのためにこの干潟を残そうという意識が高まれば、干潟だけでなく佐々川全体の環境美化にも目を向けられると考えています。

――協力隊に期待することは

地域おこし活動は、独りではとん挫してしまうおそれがあります。どんどん地元の人に声をかけ巻き込んでいくことで、活動は盛り上がると思います。地元の人も、頼りにされるとうれしいはず。私は次世代を担う子どもたちに伝えたいことがあるので、子どもを巻き込んだ活動面で連携できればいいなと願っています。やりたいことは、いっぱいあります! 協力隊として配属された方には、ぜひ力を貸して頂きたいです。

――移住先としての佐々町の印象は

住みやすい地域だと思います。買い物面など、日々の暮らしで困ることはありませんし、自然は探せばいくらでもあります。極端な田舎でもないし、都会でもない、といったまちです。

2. 研究ミッション現場の声 「行動にまでつなげやすい」「協力隊だからこそできることも」

長崎県対馬市島おこし協働隊
釜坂綾さん(27)、岡本遥香さん(22)

佐々町が今回開始した募集のように、協力隊制度を活用して特定分野を深く調査する「研究ミッション」を積極展開している地域の一つが、長崎県対馬市です。対馬の現役隊員で、研究ミッションに従事している「対馬市島おこし協働隊」(国の地域おこし協力隊制度を活用した独自組織)の釜坂綾さん(27)、岡本遥香さん(22)の両名に、現場の実情などを聞きました。

――活動内容をそれぞれ教えてください

釜坂:磯焼け対策という大きなテーマを切り口に、藻場の基礎的な生物調査や、子ども向けの普及啓発活動などを手掛けています。

岡本:SDGs研究をキーワードに、プラスチックごみの減量化などの「資源循環」を研究しています。

釜坂隊員の調査中の様子
釜坂隊員の調査中の様子
釜坂隊員は調査結果を地元子ども達へ発信している
釜坂隊員は調査結果を地元子ども達へ発信している

――大学などの研究機関ではなく、協力隊という立場で研究に携わるメリットは

岡本:「行動」にまでつなげやすい、という点でしょうか。私たちのミッションは、研究だけに留まらず、さまざまな提案や施策の実行という「行動」まで求められていますが、その点では、一般的な研究者に比べ、具体的な施策実行まで到達しやすいという印象があります。

――得られたデータを元に、アクションを起こしやすいということですね

釜坂:研究というジャンルは、ある意味「カネにならない分野」。協力隊という枠組みだからこそ、じっくりと腰を据えて取り組めるというメリットがあるのではないでしょうか。他方、行政に所属している立場上、例えばスピード感であったり「できる、できない」といった面で、動きにくさを感じることもあります。

――ディープなミッションに関して、難しさを感じることは

釜坂:私のミッションは、着任後にふたを開けてみると、想像を絶する深刻さでした。一隊員として何ができるのか悩むことも多いです。ただ、基礎調査により得られたものを地域に還元することが大切で、意義あることだと思っているので、まずは島の子どもたちへの啓発活動などを頑張ってきました。

――任期満了後の方針は

岡本:現在、大学を休学中で、ひとまず復学を予定していますが、今取り組んでいる研究で「これが実現すれば、問題が解決できるのでは」というものもあります。そのためには対馬に残らないといけないので、悩みどころです。

岡本隊員の活動の様子。対馬グローカル大学で、高校生にSDGsの講義を行っている
岡本隊員の活動の様子。対馬グローカル大学で、高校生にSDGsの講義を行っている
岡本隊員が好きな景色。長崎では海・山・川・島など多様な自然が魅力
岡本隊員が好きな景色。長崎では海・山・川・島など多様な自然が魅力

長崎県対馬市島おこし協働隊
https://www.city.tsushima.nagasaki.jp/gyousei/sangyo/kyodotai/1800.html

3. 元隊員がきめ細かなサポート 長崎県地域おこし協力隊ネットワーク

長崎県には、県内の地域おこし協力隊員をサポートする一般社団法人「長崎県地域おこし協力隊ネットワーク(NCN)」があります。県内各地で活動しているほかの協力隊OB・OGとも連携しながら、協力隊や地域の実情に合ったサポートを行っています。

NCNのかじ取り役を担うのは、長崎県内で協力隊員として活動した男女4人。協力隊時代の経験や人脈なども生かしながら、任期満了後も長崎県内でNCN以外にもそれぞれ事業を営む経営者です。

年齢も職種もバラバラな4人の共通点は、長崎の可能性を信じていること。

それぞれが活動する拠点はもちろん、県内の地域や協力隊OB・OGと連携した事業も模索しています。

今回の募集内容に魅力を感じた人はぜひ!チーム長崎へ!

長崎県地域おこし協力隊ネットワークのメンバー
現役協力隊をサポートするNCNのメンバー。県内では現役協力隊が70名ほど活動している

Nagasaki Edit
https://ngs-cnw.com/nagasaki-edit

NCNコーポレートサイト
https://ngs-cnw.com

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地域おこし協力隊の募集記事はこちら
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企画・設計:NCN
取材:NCN / 竹内 章(NCNパートナーズ)
記事編集:宮田 友香(NCN)
記事執筆:竹内 章(NCNパートナーズ)

自治体と弊社が二人三脚で設計した、安心の協力隊募集プロジェクト

地域おこし協力隊への挑戦を検討している方へ
今回ご紹介した記事のように、地域で活躍するためには「地域の受け入れ体制」や「本音のコミュニケーション」が欠かせません。
弊社では、着任後のミスマッチを防ぐため、自治体に伴走して募集ミッションや受け入れ環境の設計からサポートしています。
現在、その取り組みの一環として各自治体で新たな仲間を募集中です。受け入れ体制がしっかり整った環境で挑戦したい方は、ぜひ募集記事をご覧ください。

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