
「子育て」でつながる移住生活
2026年10月更新
現在募集中の地域おこし協力隊情報
長崎県内の地域おこし協力隊に関心をお持ちの方へ。
弊社が自治体と伴走し、募集企画や受け入れ体制の設計などを支援している募集プロジェクトを紹介します。
地域のリアルやミッションの背景まで深く取材・把握している注目のプロジェクトです。
こんにちは!せっちゃんです
私は東彼杵町へ家族と共に移住し、地域おこし協力隊として活動中の斎藤節子です。東彼杵では、地域の方から“せっちゃん”と呼ばれています。
協力隊では珍しい、“お母さん”。で現在3人の子どもと仲良く暮らしています。
そんな私達の移住生活や、協力隊としての活動を紹介します。
東彼杵町で子供と共に新たな生活のスタート
私は埼玉県出身の39歳。子どもは15歳13歳6歳の元気な兄弟の4人家族(2023年3月時点)。
どうして東彼杵町を選んだのか。一番の理由は環境でした。
移住前は、仕事を掛け持ちし休みのない生活。多事多端な日々を過ごし、いつの日からか自分の居場所が分からなくなってしまいました。
そんなある日、ニュースでながれた動画「長崎の変 はじまる」が私の心を動かしました。映像で流れる穏やかな風景に魅力を感じ、気付くとネットで長崎県のことばかり検索していました。
そこで見つけたのが東彼杵町。災害が少なく、海、山、川、緑と自然豊かで、駅、IC、空港と交通の便もよく、“ふるさと”を作りたかった私には絶好の町でした。

江の串から望む東彼杵町移住の決め手となったのは、住まいの内覧で東彼杵町を訪れた日のこと。
穏やかな大村湾と、優しい大家さんに出会い、町役場の親切な対応で予定になかったこども園の見学もでき、さらに園長先生から「うちの園はいつでも大歓迎です。安心していらしてください」と優しい言葉をかけていただき感動したのを今でも覚えています。“絶対、ここに住みたい”と思いが強くなったのはまさにこの時でした。
それから住居も仕事も決まり、2022年3月下旬に移住開始。もともとドライブが好きで車の運転には自信があっての車中泊引っ越し。2泊3日で1,300km、日本を走り抜けました。

広島県平和記念公園
山口県壇ノ浦PAから見た関門橋縁もゆかりもない新天地での生活は、協力隊着任式、NHK「いいいじゅー」の密着取材に加えて次男の中学入学式と三男入園式と、なんともドタバタ母ちゃん大忙しのスタートを切りました。
子育て真っ最中のお母さん協力隊だからできること
私が行っているミッション、それは町の情報発信。特に子育て世帯向けの情報発信や移住希望者に向けて環境や行事などの情報発信をしています。
子どもがいる特権として、息子が通うこども園、小、中学校での行事や情報が把握でき、先生や親御さんとつながることで地域の情報収集に役立てています。
また、ボランティア活動にも進んで参加し人脈を増やし、“ひと”との“つながり”で得たものを移住を考えている方へアドバイスしたり、子育て移住者として実際に感じたことなど親身になって応えられることで移住促進につながっています。
息子の疑問「なんで僕んちはいろんなものがもらえるの?」
私が住む家は、目の前が大村湾で、空き家バンクに登録されていた家。大家さんは漁船を持つ釣具屋さんです。
引っ越してすぐ、何もなかった私たちにテレビと電子レンジをいただき、更に夕飯にと大家さんが釣った魚を刺身にして持ってきてくれました。地区長さんは畑でとれた旬の野菜をもってきてくださり、庭の草刈りまでしてくれます。
そんな地域の方とのやり取りを見ていた6歳の息子がある日「なんで僕んちはいろんなものがもらえるの?」と私に問いかけてきました。
経験は、生活する中で起こる出来事から得られるもの。“ものをいただく”ということは良いこと?悪いこと?だから息子が「なんで?」と思うのは当然。
何かしてあげたいと思う地域の方の優しさを、“ありがたい”と思うか“迷惑”と思うかは人それぞれですが、知らない土地で生活するうえで、私は本当にありがたく思っています。地域で学ぶ教育「ありがとうございます」「いただきます」自然と湧いてくる子どもの口から発する感謝の言葉。親としてこれほどうれしいものはありません。


大家さんにもらった刺身相談できる人との出会い
移住することで一番の不安は、信頼できる相談相手でした。
協力隊活動を通じて様々な方に出会いましたが、その中でも親身になって相談に乗ってくれたのが、子育て支援施設の保育士さん。
子どもの学校生活のこと。ママ友のこと。病院のこと。言葉(方言)のこと。時には私のことを気にかけ「せっちゃん、元気なかったけど大丈夫?小さなことでも私でよかったら相談のったり、知ってることは教えるから気軽にLINEしてね」とうれしいメッセージをいただきました。
他にも、くじらの髭の女性店長さんとは年齢もほぼ同じで過去の私とリンクする部分があり、初対面でお互い涙する場面もありました。場面に応じて相談に乗ってくれる“友人”の存在がこれほど大切なことだと身をもって感じることができました。
私が思う移住者に対する地域の見かたは“よそ者”と思っていましたが、東彼杵町で“移住”というのは珍しくなく、想像以上に移住者に対して親切に接してくれます。
私は協力隊として活動しているので地域との関わりが多く交流関係が生まれますが、そうではない移住者のために相談できる環境を整えていくのも、私たち移住者の使命と感じます。

取材で出会った“ひと” 「くじらの髭」店長さん(右)と店員さん(左)
ボランティア活動のメンバー環境が人を変える「長崎に来てよかった」
私には特別な資格も学歴も実績もありません。
ただ一つできることは、飲食業で培ってきたコミュニケーションを取ること。
ある日、出会った友人から「コミュニケーションは学校では学べないし、習いたくても習えない。だから自信をもったほうがいい」と教えてくれました。また、移住して間もない私に「何年も前からいたように感じる不思議な力」と多くの方から言われ、自分では感じることのできないことに気付かされたとき、私の自信につながり原動力となりました。

2022年5月 新茶手摘みお手伝いの様子子どもたちにも変化があり、初めて飛行機に乗ったことで「オレ、空港で働きたい」と夢が膨らみ、自衛隊をみては「ぼく、自衛隊になりたいなー」と。
長崎県に来て初めてみるものは将来の夢につながり、やりたいことの幅が広がったことが親としてとてもうれしかったです。
おうち時間がほとんどだった以前に比べ、川、海、釣りと自然遊びを満喫し、ゆっくりと沈むオレンジ色の夕日と夜空に輝く満天の星空は美しく、私の理想とする“ふるさと”にふさわしい光景でした。
「ママ、長崎に来てよかったね」と話してくれる息子の顔は、私を安心させる最高の笑顔でした。

自宅から見える夕日最後に
協力隊1年目は“出会いと感謝”。
東彼杵町に移住してからたくさんの“優しさ”に出会いましたが、今もなお地域の支えがあり生活や協力隊活動ができていると感じています。ですが、これが当たり前のことではないことを自分に言い聞かせ感謝の心を忘れないようにしています。
いつか“ありがとう”って感謝されるひとになりたい。
地域のためにまず私ができることは東彼杵町に住み続けること。
もちろんキツイときもある。泣きたいときもある。だけど自分自身が楽しんで笑顔を絶やさずにいたらいいこともある。
だけどね、たまには息抜きも大切だから自分の時間も楽しまなきゃね。


写真提供 “小玉デザイン制作室”
自治体と弊社が二人三脚で設計した、安心の協力隊募集プロジェクト
地域おこし協力隊への挑戦を検討している方へ
今回ご紹介した記事のように、地域で活躍するためには「地域の受け入れ体制」や「本音のコミュニケーション」が欠かせません。
弊社では、着任後のミスマッチを防ぐため、自治体に伴走して募集ミッションや受け入れ環境の設計からサポートしています。
現在、その取り組みの一環として各自治体で新たな仲間を募集中です。受け入れ体制がしっかり整った環境で挑戦したい方は、ぜひ募集記事をご覧ください。
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