
人生は何歳からでもイチニツイテで走りだせる
2026年10月更新
現在募集中の地域おこし協力隊情報
長崎県内の地域おこし協力隊に関心をお持ちの方へ。
弊社が自治体と伴走し、募集企画や受け入れ体制の設計などを支援している募集プロジェクトを紹介します。
地域のリアルやミッションの背景まで深く取材・把握している注目のプロジェクトです。
協力隊前のお話
小さい頃からいつも母の日に「肩たたき券」をあげていました。
ある時「本物のマッサージ師になれば母をもっと喜ばせられるんじゃないか?」とひらめき、マッサージ師が目標になりました。
ただ、人生はいろいろあるものです。
目標のマッサージ師にはなれたものの、残業や人間関係のストレスから、身体を壊してしまいある日急遽入院することになりました。
その時に「自分の人生なんだからもっと自分が楽しめるように生きなくては」と思うようになりました。
入院中「地域おこし協力隊に向いている」と言われ、そのワードに興味を持ち、昔から九州の穏やかな方言が好きだったので、タイミングよく募集していた長崎県川棚町の協力隊に応募することを決意。
何よりも家族から「人生一度きりなんだから楽しんで行ってきなさい。」と背中を押してくれたことが決め手となり、面接を受け無事、川棚町地域おこし協力隊に着任しました。

2019年6月1日川棚町地域おこし協力隊着任空き店舗イチニツイテとの出会い
地域おこし協力隊としてのミッションは、「空き店舗の活用解消・商店街の賑わい創出・情報発信」。
着任してまず、生まれて初めての土地なので(笑)、町の方を紹介していただくことと、町内のイベントに参加して自分の顔を覚えてもらうことにしました。
町の広報紙で紹介していただいたことで、それを見た町民さんから商店街の中にある12年間閉まっていた旧外科を直接紹介していただきました。
川棚町の商店街は国道沿いにあり、車では停まりにくい印象商店街でした。
歩いている人も少ないので、まずはこの商店街に来る人を増やすため、空き店舗をレンタルスペースにし、たくさんの方にチャレンジショップとして活用してもらうことを目指しました。
イチニツイテのお掃除開始

イチニツイテお掃除開始実際に空き店舗を動かす時にお手伝いに来てくれたのは、なんと町民さん達でした(笑)
役場の職員さんはそれぞれ仕事がお忙しく、1人でやろうと思っていたのですが、それを見兼ねた町民さん達が、掃除道具から全て貸してくださりお掃除を手伝ってくれました。
その後、徐々に私の活動を知った役場の職員さんも、お手伝いに来てくれるようになり、私のお仕事や協力隊に興味を持ってくれるきっかけになりました。
イチニツイテ初お披露目会

kujaku peaceのフリーマケット初回のお披露目は、町民さんがたくさん集まる商店街イベント「100縁翔店街」でした。
まだ電気が通ってなかったので、ペットボトルで灯りを作り、知り合った方々に出店のお願いをし、コーヒー屋さんとフリーマーケットをしていただきました。

当時の佐世保市協力隊がコーヒー屋さんを出店イベント当日、お客さまから「(12年ぶりに旧外科に入って)今後が楽しみだね!」と興味を持ってくれる方がたくさん。嬉しいお披露目会になりました。

お披露目会大成功を喜ぶイチニツイテ ホームページの作成
着任当初から町内の空き店舗を調査していました。使用出来ない空き店舗も多くあり、さらに管理する不動産もバラバラだったため、わかりやすいページが必要で、空き店舗専用のホームページを作成することにしました。
空き店舗調査→ホームページ作成→ホームページ宣伝用うちわ作成!まで順調に進みましたが、「川棚町」を知ってもらわないと、空き店舗やイチニツイテを知ってもらえず、どうしたら周知できるか悩みました。
そんな中、協力隊になってからいろんなイベントで協力隊の肩書に興味を持ってくれる方がとても多かったのです。
そこで、自身が歩く広告塔となり、いろんなイベントに参加し川棚町の名前を広めることにしました。さらに、自身のSNSを育てるため、田舎暮らしに興味を持ってもらえるように「リアルな知らない土地での移住生活の情報」として川棚町の情報発信に力を入れました。

みんなでイチニツイテの棚をワークショップで作成(ほぼ作ってもらいました)2年目・コロナ禍でイチニツイテ休止
コロナ禍が始まりました。イチニツイテで予定していたイベントも全て中止。未知のウイルスに行政側の警戒心も強く、その中でも出来ることを探してホームページの情報掲載や、空き店舗のお掃除などを行いました。
そんな中、コロナ禍に出来た一時的な補助金を役場の職員さんから教えていただき、商店街の空き店舗をもう1つチャレンジショップとしてリフォームし、期間限定で2店舗目をOPENさせました。
3か月出店にチャレンジしていただいた定食屋さんは、昼食時にリピーターさんもでき、順調でしたが、なかなか1人では回せない広さの店舗だったのもあり、その後継続にはいたりませんでした。
ただ、コロナ禍でも商店街の空き店舗2店舗を、同時にOPEN出来た日は少し達成感を感じました。
3年目・イチニツイテ始動
コロナ禍は続いてましたが、イチニツイテを動かすことにしました。
この時はまだ協力隊の人気が最長5年に延長になることを知らず、協力隊最後の年だと思ってました!笑
川棚町は有田焼きの有田町や、波佐見焼きの波佐見町も近いため、皆さんがたくさん使わない陶器を持っていると教えていただき、使わなくなった陶器のリサイクル陶器市「eco市」を始めることにしました。

子ども服のリサイクルと陶器のリサイクル♻️
初めはお客様もなかなか繋がらなかった時期がありましたが、少しずつリピーターさんができ、コラボ出店してくださる方も見つかり、「イチニツイテ」の名前も町民さんに認知されるようになっていきました。
まさかの協力隊延長の機会をいただき、4年目5年目には、長崎国際大学の生徒さんが川棚高校の生徒さんにとっていただいたアンケートで、商店街に開いて欲しい店舗として多く書かれていた、パン屋、お菓子やさん、コーヒー屋さんをイベント時に呼ぶことにし、ワークショップとのコラボで、親子で休日に来ていただける場所になっていきました。

町外からの出店者さん(現在皆さんお店をOPENされました)出店者の皆さんと一緒に宣伝を頑張ったおかげで年々噂が広まり、最終年度には1日で70名以上のお客様が来店していただけたこともありました。
少しずづ育っていったSNSもフォロワーさんが増え、SNSだけでも集客できるようになったことはとても大きな成果でした。

モノづくりチームで新たなイベントのきっかけに最後に5年間の活動でわかったこと
「やったほうがよかったこと」
・協力隊の3年間は短いため、3年間の計画表やゴールなど、目標を数値化して1年目に作り込むべきだった。
・データ化…どんなこともデータとして残して置くと、役に立つ時があります。
「悩み」
行政は税金を使うので、企画を進める時は何人もの許可を得てから進めます。
町民さんは即座に動き始められるため、進めるスピード感が違い、注意されることに悩みました。
対処法として町民さんとの会議では即座に返事をせず、必ず持ち帰ってから答えを出すようにしました。
ただし、どうしても人手が足りないイベントなどの場合には「ボランティアで参加します。」と伝えるようにしていました。

長年あたためてきたモノづくりが好きなメンバーと行った最後のイベント「よかったこと」
コロナ禍の時にミッション以外のお仕事もさせていただきました。ミッションしかしていなかったら出会えなかった人も多く、そこからさらに町の新たな魅力を知ることが出来ました。
町民さんと一緒に川棚町を盛り上げるために動いていたので、ミッション以外の仕事をしていることに関して町民さんから責められることはなく、その結果、幅広くご縁をいただくことができ、退任後の選択肢も広がりました。

いろはにとまとプロジェクト外部イベント初出店
多くの方とご縁をいただいた川棚片島竹灯籠まつり「学び」
役場の方から学んだこととして、行政の皆さんは税金を使うので一つの仕事に対して、リスクや対処法を慎重に考えぬいてから実行します。
何かあっては遅いので、徹底的にリスクやメリットデメリットを調べあげます。「もしもの場合の備え」として、規約の取り決めを行う際などにこの考え方はとても役に立ちました。

コロナ後4年ぶりに復活した100縁翔店街「コミュニケーションの取り方」
有り難いなと思ったことが、行政のみなさんが私の仕事のためにきちんと時間をとってくれて、話を聞いてくれる時間を設けてくれることはとても有り難いな思いました。
オススメなのは、月に1回の会議を行うこと。結果を報告しなくちゃいけないので、レールから外れずに方向性を確認しながら進められることや、動かないと報告が出来ないことなど。
私は着任中この部分を上手く活用出来なかったのですが、常に同じ職場にいたとしても、キチンと時間を作ってもらい話を聞いてもらうことを強くおすすめします。

くじゃく園の紫陽花を知ってもらうイベント紫陽花花アソビ最後に、活動中いろんな地域で地域おこし協力隊が活動していることを研修などで聞いて、それがとても励みになっていました。
これからも協力隊の先輩として、奮闘する協力隊のお手伝いが出来たら良いなと思います。
人生は一度きり。もし住んでみたい町や、イメージがあるのであれば、第2のふるさとになるくらい町の魅力を存分に堪能できる「協力隊」という選択肢を使って、移住してみるのはいかがですか?
自治体と弊社が二人三脚で設計した、安心の協力隊募集プロジェクト
地域おこし協力隊への挑戦を検討している方へ
今回ご紹介した記事のように、地域で活躍するためには「地域の受け入れ体制」や「本音のコミュニケーション」が欠かせません。
弊社では、着任後のミスマッチを防ぐため、自治体に伴走して募集ミッションや受け入れ環境の設計からサポートしています。
現在、その取り組みの一環として各自治体で新たな仲間を募集中です。受け入れ体制がしっかり整った環境で挑戦したい方は、ぜひ募集記事をご覧ください。
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