
定住にも起業にも役立つ!任期3年目・愛され隊員の“地おこマインド”
2026年10月更新
現在募集中の地域おこし協力隊情報
長崎県内の地域おこし協力隊に関心をお持ちの方へ。
弊社が自治体と伴走し、募集企画や受け入れ体制の設計などを支援している募集プロジェクトを紹介します。
地域のリアルやミッションの背景まで深く取材・把握している注目のプロジェクトです。
地域おこし協力隊の退任まで残り1年を切った現役隊員の3人。
年齢もキャラクターもバラバラな3人が、隊員共通の悩み「退任後どうする?」「起業する?しない?」について、ざっくばらんに語りました!インタビュアーは一般社団法人長崎県地域おこし協力隊ネットワーク(以下、NCN)の宮田です。
<プロフィール>
写真左から
斎藤 節子(さいとう せつこ。以下、せつこ)/40歳
2022年4月〜 東彼杵町(ひがしそのぎちょう)地域おこし協力隊
埼玉県出身。ミッションは、町の情報発信と移住定住促進活動。退任後は、地域の人が集える飲食店(コミュニティスペース)を作りたいと2024年9月より空き家改修を開始。3児の子育てにも邁進する“パワフル系女子”。木下 侑香(きした ゆうか。以下、ゆうか)/25歳
2022年10月〜 諫早市(いさはやし)地域おこし協力隊東京都出身。ミッションは、空き家利活用コーディネーター。空き家を活用したイベント運営等を通じて空き家の活用や移住定住の推進を行う。ほか、商店街活性化、子育て支援など、多岐に渡って地域協力活動を行う“かわいい系女子”。齊藤 三花(さいとう みか。以下、みか)/33歳
2022年4月〜 平戸市(ひらどし)地域おこし協力隊
神奈川県出身。ミッションは、平戸市中部地区(根獅子・飯良まちづくり運営協議会)でのまちづくり支援。また、平戸市内の隊員はもちろん、地域を越えて悩める現役隊員を見つけては自ら声をかけて話を聞く“アネゴ肌系女子”。宮田 友香(みやだ ゆか。以下、みやだ)/41歳
2015年10月〜2018年3月 松浦市(まつうらし)地域おこし協力隊
福岡県出身。現役のころのミッションは、情報発信。NCN代表理事を務める“体育会系女子”。2児の母。地域おこし協力隊として移住する前は、彼氏なしときどき廃人。
*年齢は取材時(2024年11月時点)

座談会の会場は、せっちゃんが東彼杵町で開業予定の「hinata(ひなた)食堂」退任まであと少し!3人の退任後のビジョン
みやだ:いま、退任に向けてどんな感じで動いてる?
せつこ:私は退任まであと4ヶ月!地域おこし協力隊になる前から夢だった食堂のオープンに向けて、隊員の業務時間内で、開店準備と町の移住定住促進の仕事を半々くらいで進めています。副業では、東彼杵町の子育て支援団体やウラノ食堂、佐賀県嬉野市での旅館の仲居に、隣の川棚町で宴会手伝いもやっています!

「hinata(ひなた)食堂」は2025年春に開業予定。地域の人がオープンを心待ちにしてくれているそう
せっちゃんの最後の活動報告会には100名程もの人が集まったみか:私もせっちゃんと同じ任期で、あと4ヶ月で退任。退任後は長崎県に残って平戸市に関わりたいけれど、仕事をどうするか…考え中ですね。
ゆうか:私は2人より着任時期が少し遅くて、残りの任期は11ヶ月。今まさに、退任後どうするか悩んでいます。諫早市には仕事で関わりながら、2拠点生活もありかな…。せっちゃんはいつ頃から起業の準備してた?
せつこ:2年目から準備してたけれど、資金不足でなかなか進まず…。けれど、店舗が決まってからは早かったよ!3年目はかけ足って感じ!
みやだ:隊員としての仕事もしながらほんと頑張ってるよね〜!私は正直、自分が現役のときは計画性がなかったよ(苦笑)。退任後すぐは、地域おこし協力隊の3年間で得たつながりでいろんな仕事をもらって、いわゆる“パラレルワーク*”で何とか生活してた感じだったなー。
*パラレルワークとは…複数の本業(収入を得る仕事)をもつこと、またはその働き方。
みか:私は就職かなぁ。所属先が「まちづくり運営協議会(以下、まち協)」で、自分からどこにでも行って地域の人と話をたくさんしてきたから、それで「(退任したら)うちにおいで!」って声かけてくれてる人がたくさんいて有り難いです。
せつこ:“訪問型まち協”だね(笑)。待ってると同じ人しか来ないもんね。
みか:自分から行くって大事!着任した直後は、車ですれ違う人みんなにおじきしたり。あとは、まち協の広報誌に顔写真を載せて自分を知ってもらったり、まちの人が見つけやすい存在になれるように努力したり、わざと敬語を使わないようにして壁をつくらないようにしたりとか。今では、地域に“お父さん”“お母さん”って呼べる人が何人いるかわからないくらい(笑)

みかちゃんの所属先「根獅子町まちづくり協議会」での活動発表の様子
夢だった海沿いの暮らし。地元の子ども達と海ゴミ拾いゆうか:私は、より親しみやすくかわいがられる戦略で(笑)。それが今、幅広い仕事につながってるかな。

諫早駅前 永昌東町商店街の「金曜4時からマルシェ」。ゆうかちゃんも駄菓子屋を出店し盛り上げる
築百年のレンタル古民家「ARATA邸」でのワークショップ。ゆうかちゃんが講師を務めることもみか:地域おこし協力隊は、地域の人の娘や孫のようなポジションになりやすいよね〜。
みやだ:そだね。退任して8年経った今も、現役のころお世話になった人とのつながりに助けてもらうことがたくさんあるよ。
私たちはもう、普通じゃ満足できない!?
みやだ:起業する・しないに関わらず、退任後はどんな仕事がしたい?
ゆうか:普通の仕事はできないかも…(笑)。自分の好きな事を仕事にしたいなって思う。
せつこ:3年この暮らししたら無理よね!わかる〜(笑)
ゆうか:でも、起業は1人だと不安で…。遊ぶように働きたくて…。諫早市に関わり続けたいとは思ってるんだけど。
みか:私は今の仕事が楽しくて、今みたいな仕事がしたい!いろいろ悩むけれど、自分のやりたいことをやるべきだと思ってる!あとは、自分が悩んでいる時にNCNや同期の地域おこし協力隊に助けられたから、後輩のサポートもしていきたい。

心優しいみかちゃんは、年下の隊員の良きアネゴ分
隊員活動で公民館事業のサポートも。平戸市内の小学生にも人気のみかちゃんせつこ:地域おこし協力隊って、憧れている人もいるけれど、決して華やかな仕事じゃないし、意外と自由でもないよね。いろんな誤解があるなと思う。
みやだ:泥臭い仕事だよね。都会と田舎、行政と民間とか、いろんなギャップがあるし。そもそも隊員の報酬は税金だから、“地域のためになっているか”という視点がとても大事。
みか:だから周りからも見られてるしね。
ゆうか:確かに。私は…行き当たりばったりで地域おこし協力隊になって…。
せつこ:来てよかった?
ゆうか:よかった!深く考えずに、何かやろうと思って来たわけではないから、目の前の仕事を楽しめているし、楽しくなさそうなことも引き受けて次につながっている。
せつこ:地域は人のつながりが大事だからね。私は、地域おこし協力隊になった直後から「飲み屋をやりたい!」って言ってて。まちの人から「いつやるの?」って聞かれて、場所が決まってからは早かった!いろんな人が廃業した店舗とかから厨房用品や食器を集めてきてくれたり、野菜を持って行っていいよって言ってくれたり。人のつながりに助けられてるなー。

3児を育てるせっちゃんは、周りも明るくするパワフルさ!
食堂の改装で、できる所は自らDIY!一つずつ作業を積み重ねて場をつくっているゆうか:私は実はやってみたいことがあって…。キッチンカー、やってみたいなって。NCNにアドバイスをもらって、諫早市の商工会議所の創業セミナーを受けてるところ。
みか:いいね!各地の地域おこし協力隊からイベント情報も集まってきそうだし。
ゆうか:仲の良い地域の人が、諫早市の大手企業さんにお弁当を売ったらいいよってアドバイスくれたり、キッチンカーで行く先には困らなそうかな。結局は自分の人生だし、地域おこし協力隊の起業支援金を活用できるし、好きなことに挑戦してみようかなって。
みやだ:起業したい人はまず、思いを人に話すことが大事よね。後で変わったっていいし、否定されたって気にしないことも大事(笑)。いろんな人に話してるうちに共感してくれる人、応援してくれる人が現れるから!!
地域おこし協力隊に大切な“地おこマインド”とは!?
みやだ:これから地域おこし協力隊を目指す人や、現役隊員のみんなに、伝えたいことはある?
せつこ:とにかく人との関わりが一番大事!地域に“巻き込まれる”くらいがいいかも。
ゆうか:自分が主役じゃなくて、脇役の脇役くらいで…地域が主役かな。
みか:やりたいことは何もなくていいかも!地域活性化に興味がなくても、ボランティアに興味がなくても!私はただ海が好きで移住した!
せつこ:元気があるうちに動いちゃえ!移住もそう。行っちゃえ!と思ったら行くべき!!
みか:悩みもあるけど、楽しまないと人生損しちゃう!
みやだ:地域おこし協力隊は楽しい?
ゆうか:楽しすぎて困っちゃうかも(笑)。新しい場所と、経験と…知らなかったことを知れるのは楽しい!

おっとりした雰囲気ながら、自分の考えやスキルをしっかり持つゆうかちゃん
食の資格を活かして、隊員活動の中でイベント講師やメニュー開発にも挑戦した他者を知り、自分を知る。その先に道が拓く
座談会の約90分間、「地域おこし協力隊は楽しい!」と笑顔だった3人。
3人に共通するのは「地域の人が主役」というマインド。そして、まず「地域の人の話を聞く」という行動。
地域の事業者や他市町の隊員など、多様な生き方や働き方の人達と交流を重ねることで、自分自身に向き合っていく。
多様な人と信頼関係を築いていく中で、応援者や協力者を得て、自分らしい暮らしや仕事を切り拓いていく。
3人の表情から、地域おこし協力隊の“大変さ”を乗り越えて自分自身を“大きく変えた”という自信と、退任後へのドキドキとワクワクが伝わってきました。
退任後も、みんなが長崎県ですこやかにゆかいにあり続けられるように。心から願っています!

インタビュー終わり、東彼杵町地域おこし協力隊の磯田さんが育てるイチゴの差し入れが!
イチゴを食べてニコニコの3人と、嬉しそうな磯田さん(写真左)
退任してもみんな地おこ仲間!助け合っていこうね!自治体と弊社が二人三脚で設計した、安心の協力隊募集プロジェクト
地域おこし協力隊への挑戦を検討している方へ
今回ご紹介した記事のように、地域で活躍するためには「地域の受け入れ体制」や「本音のコミュニケーション」が欠かせません。
弊社では、着任後のミスマッチを防ぐため、自治体に伴走して募集ミッションや受け入れ環境の設計からサポートしています。
現在、その取り組みの一環として各自治体で新たな仲間を募集中です。受け入れ体制がしっかり整った環境で挑戦したい方は、ぜひ募集記事をご覧ください。
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