
住み続けられる島を作りたい。五島列島 福江島で夢を叶える女性に迫る!
2026年10月更新
現在募集中の地域おこし協力隊情報
長崎県内の地域おこし協力隊に関心をお持ちの方へ。
弊社が自治体と伴走し、募集企画や受け入れ体制の設計などを支援している募集プロジェクトを紹介します。
地域のリアルやミッションの背景まで深く取材・把握している注目のプロジェクトです。
「合同会社 te to ba」代表 村野麻梨絵(むらのまりえ)さん。彼女は、”情熱的”という言葉がとても似合う女性です。
その情熱の源はどこにあるのか。なぜ彼女はこれほどまでに力強く突き進んでいけるのか。この記事では、東京から五島に移住し、自らの夢を次々と実現していく彼女の魅力に迫ります。

楽しそうにカウンターで接客する様子
築140年の鰹節屋だった古民家を、カフェ兼セレクトショップとしてオープン
「te to ba<手と場>」で一番人気の手作りスコーン<麻梨絵さんプロフィール>
埼玉県出身。地域おこし協力隊着任前は、東京のアパレルメーカーの広報部でファッションショーの企画・運営・宣伝に携わる。2015年〜2018年 五島市地域おこし協力隊(五島市観光物産課所属)として活動2018年 「合同会社 te to ba」を設立
2018年 カフェ兼セレクトショップ「te to ba<手と場>」をオープン
2020年 ゲストハウス 「ta bi to<旅人>」をオープン
2020年 「五島全体を結婚式場に!」をコンセプトとした結婚式事業をスタート
2024年 新規プロジェクト(ミュージアムの設立)を遂行中
夢を追い求めて。五島へ移住の決意
「自分の好きなことを仕事にできたら幸せ。そうずっと考えながら生きてきた」と話す麻梨絵さん。
大学時代、自作のアクセサリーを東京の古着屋で販売し、ファッションショーのイベントも開催しました。
多くの人と関わる中で、「ウェディングドレスを作り、結婚式のプロデューサーをしたい」という夢が芽生え、社会人になってからも仕事の傍ら、友人のウェディングドレスを作り続けます。しかし、東京では自由に夢を形にすることが難しいと感じるように。そんな時、彼女の祖父母が住んでいた五島が浮かびました。美しい海に囲まれ、新鮮で美味しい地元の食材が豊富にあり、自然豊かな環境が魅力の場所。
この土地だったら自由な結婚式を作ることができる。その夢を叶えるために五島への移住を決意します。
そして、ここから五島列島の福江島を舞台にした彼女の物語が始まります。

アパレル専門学校時代。卒業制作で作ったドレスは学院長賞を受賞した
東京時代。アパレルの仕事をしていた時の様子
友人のウェディングドレスを手がけることも地元の人と創り上げたファッションショー
まずは自分のやりたいことを形にする為、地元とのつながりを作る為に、2015年に地域おこし協力隊になりました。
最初は、地域おこし協力隊として求められる仕事と、自分の望んでいた形に戸惑いもありました。副業ができないことで、退任後に向けて焦りも感じていました。しかし、隊員の仕事に向き合っていく中で地元の人々との関わりも増えていき、次第に自分のやりたい事とつながってきたのです。
そんな時、2ヶ月後に開催するイベントの企画・運営を急遽任されることになり、前職での経験を生かし福江島でファッションショーをすることに決めました。
”ごとうつばきコレクション(通称ゴトコレ)”
ドレスは地元のおばちゃん達が作ったものと、麻梨絵さんの過去の作品。地元の高校生やALTの先生をモデルに、ヘアメイクは五島市の美容師にお願い。ファッションショーの開催には沢山の人手が必要だったので、地域の人を思いっきり巻き込みました。

ゴトコレを一緒に作り上げた地域の仲間このファッションショーに参加したことで、地元のおばちゃん達は家でこっそり作っていた服が賞賛を浴びて自信がつき、ヘアメイクのアシスタントをした高校生の中には美容師になりたいという夢が見つかった人もいました。
地域の人が一つになって輝き、ゴトコレは翌日、長崎新聞の一面に載ることになります。
地域おこし協力隊、任期二年目が終わる時の出来事でした。

ゴトコレが長崎新聞の一面になった記事
初めて心から達成感を感じられるイベントだった仕事を楽しむことで人生が豊かになる
退任後はウェディングの仕事をすると決めてはいましたが、まずは入口を作る為、カフェをオープンさせることに。地域おこし協力隊の仕事は、3年目も引き続き民泊の仕事でした。定住と夢の実現に向けた動きもしたかったことから働き方の調整をしてもらい、自分の時間も確保して、夢の為に準備をし始めます。
「te to ba<手と場>」のオープンは退任2ヶ月前。退任後、法人化する際に自身が代表となりました。

「te to ba<手と場>」のオープンに向けて古民家を改修<麻梨絵さんの隊員時代の起業に向けた時間の使い方>
1・2年目…地域おこし協力隊の仕事を全うする
3年目 …… 隊員の活動をしながら、有給休暇や休日を使い独立の為の準備
※麻梨絵さんからのアドバイス※
地域おこし協力隊の活動中に、退任後の計画をより円滑に進めるための準備をすることをお勧めします。

長崎大学の学生も「te to ba<手と場>」の改修を手伝ってくれた帰ってきたくなる島を創る
「楽しく生きていくために、仕事は欠かせないもの。やるのだったら楽しくやりたい。そんな想いを持ち続けていたらここまできた。もうやり続けるしかない」と麻梨絵さん。
これからも活動を続けることで、子ども達が「帰ってきたい」と思う島を作ることが目標だと話してくれました。この島から人がいなくならないように、生まれ育った人達が帰ってきたくなるような魅力的な環境を目指しているそうです。
五島市に対して生まれた郷土愛。麻梨絵さん自身がこの場所を愛し、この地で生き続けたいと思ったからこそ生まれた願いです。

地元の魅力を体験できるゲストハウス「ta bi to〈旅人〉」
旅人同士を繋ぐアイテム。人とのつながりを大切にしているのが伝わる
「te to ba〈手と場〉」と「ta bi to〈旅人〉」がある道。 〜麻梨絵さんが行き来する夢の道〜楽しむ心が地域おこしの鍵
「自分の人生を一緒に楽しく踊ってくれるような存在を沢山増やそう。
実は、地元の人はそんなに悩んでいません。地域おこし協力隊として大切なことは、既に地域にある事を楽しめるかどうか。地元の人は本当は課題を解決する人ではなく、一緒に盆踊りを踊ってくれるような人を求めています。
退任後、独立してお金を稼ぐことばかり考えてしまい詰まった時、地域の友達が応援してくれたことで救われました。こういう人たちを自分の人生の中に増やしていきたいです」
2024年で移住9年目。「地域の人たちと、地元にある小さな盆踊りを楽しく踊り続けられる自分でいたい」と語る麻梨絵さん。
彼女の情熱的なダンスから目が離せません。

「te to ba<手と場>」で販売されている厳選された魅力的な商品
新規プロジェクト建設中の場所に案内してくれる麻梨絵さん
公開インタビュー中の風景※今回の記事は2024年9月長崎県地域おこし協力隊向け研修にて行われた公開インタビューです。
まとめ
いかがでしたか?自分の声を聞くことを大切にして、夢を追い続ける麻梨絵さんの情熱が伝わりましたでしょうか?
麻梨絵さんの情熱は、これからどんな風に五島列島 福江島を輝かせていくのか。とても楽しみです。

『夢の舞台』 絵:伊藤優美自治体と弊社が二人三脚で設計した、安心の協力隊募集プロジェクト
地域おこし協力隊への挑戦を検討している方へ
今回ご紹介した記事のように、地域で活躍するためには「地域の受け入れ体制」や「本音のコミュニケーション」が欠かせません。
弊社では、着任後のミスマッチを防ぐため、自治体に伴走して募集ミッションや受け入れ環境の設計からサポートしています。
現在、その取り組みの一環として各自治体で新たな仲間を募集中です。受け入れ体制がしっかり整った環境で挑戦したい方は、ぜひ募集記事をご覧ください。
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