
元パティシエから一棟貸し宿の社長へ転身!Uターン協力隊・かおりさん
2026年10月更新
現在募集中の地域おこし協力隊情報
長崎県内の地域おこし協力隊に関心をお持ちの方へ。
弊社が自治体と伴走し、募集企画や受け入れ体制の設計などを支援している募集プロジェクトを紹介します。
地域のリアルやミッションの背景まで深く取材・把握している注目のプロジェクトです。
対馬市地域おこし協力隊OGとして、現役協力隊に色々とざっくばらんに教えてくれるありがたい先輩であり、対馬市出身で地元の方からもとても愛されている小川香織さん。
かおりさんは、地域おこし協力隊に着任される前は、島外でパティシエとして働いていたそう。
徳島県、フランスと、様々な地域での暮らしや仕事を経験しながらなぜ、対馬市へUターンしたのか?地域おこし協力隊になったのか?お話を聞いてみました。
空き家活用や一棟貸し宿を運営する会社を立ち上げ、『社長』に!
——最近はどんな活動をしてるんですか?
合同会社を立ち上げ、『社長』になりました!
立ち上げた会社では、主に移住者の方や、対馬にUターンしたくても家が見つからないという人に対して、地域の空き家を転貸(借りた物件を改修して、賃貸に出す)という形で紹介しています。また、空き家を改修した一棟貸しの開業に向けても準備中です。

宿の準備中のかおりさん
時間がある時は、対馬の魅力を伝えるガイドのお仕事も。写真はガイド研修中の様子。——物件はどうやって見つけるんですか?
初めは地道に地域をまわり、空いていそうな物件を探して、何回か下見したのちに、ご近所の方に家主さんを聞いたりして、見つけていました。最近は知人から紹介してもらえることも、増えてきました。
——家主さんとのやりとりで、気をつけてることはありますか?
家主さんは島外に居て、管理しているのは親戚の方というケースも多いです。そのため、対馬に居る親戚の方は空き家に困っている訳でもない、という状況もあります。そんな時はこちらの「借りたい」という意思をあまり強く見せずに、まずはこんなことをしてますよ、と知ってもらう。地域といい関係性を築き、継続していくため、他にも持ち主の方にもメリットを感じてもらえるような方法で少しずつ進めることを大切にしています。
島外に出たからこそ気付けた『対馬』の魅力
——協力隊着任をきっかけに、対馬へUターンで戻ってきたんですよね?
はい。初めは都会への憧れが強く、都会で成功したい!と思い福岡に行きました。
でも、福岡ではあまり心が落ち着かず、やっぱり自分には田舎の方があっているなと気付き、いつか地元対馬に帰ってからケーキ屋さんをすることを目標に、 徳島県にあるケーキ屋さんで修行をしていました。

パティシエ修行中の写真(右から2番目が本人)住んでいた徳島県のエリアは、海がなく、対馬の自然の豊かさ、海と山の両方と生活圏との近さがあらためて素晴らしいものだと感じました。

開業予定の宿の窓からの景色。海と山どちらの絶景も望むことができる。また、そのエリアに世界中から人が集まってきているところを目の当たりにして、 対馬にはもっと観光のポテンシャルがあるはずだ、と感じるようになりました。
フランスにも修行に行きましたが、自分の中で、対馬の魅力を上回らず、特に『食』に関しては、お母さんが家で出してくれる料理が1番!と気付きました!笑

地域の方からのいただきものを、おいしくいただく。
やっぱり地元対馬の食が1番!退任後の暮らしを見据えた協力隊活動〜宿泊施設の開業へ
——任期中はどのように過ごしてたんですか?
わたしのミッションは、「コミュニティ支援(中部担当)」で、活動エリアで“地域と行政のパイプ役となること”が主な任務でした。着任後すぐは、任期中に自分がどんな活動をしていくか、具体的には全く決まっていませんでした。ただ、協力隊として3年間の任期を全うするだけではなく、その後も住み続けることを見据えて、活動して行こうと考えていました。
そのため、まずは行政の立場としてしかできないことや、ボランティア活動に協力隊として参加して、地域との関係性を築いていくことから始めました。

参加したボランティア活動(中部エリアで開催された認知症カフェ)の様子

パティシエとしての経験を活かした、地域の特産品である「せん」を使ったレシピ開発に参加対馬伝統の「せん」を使ったレシピを開発する際は、地域の方の主体性を大事にしながら進めるため、自分が主役にならないように、とにかくサポート役でいるように気をつけていました。
——空き家活用事業はどんなきっかけで始めたんですか?
退任後はなにをしよう?ケーキ屋さんにしようかな?なんでもやってみようと思い、任期中にどんなことがうまくいきそうか考えようと思っていました。
偶然、福岡で空き家の活用をしている方に知り合い、実家が工務店だったこともあり、「まずは一軒改修してみよう、一軒くらい失敗してもどうにかなるだろう!」と対馬で空き家を借り、情報をSNSで流したところ、すぐに問い合わせが何件か入りました。
対馬には不動産屋さんがないエリアも多く、地元でも困っている人がいること。
離島のため、実際に見に行くことが難しく、SNSなどオンラインで情報を流すことが有効なことに気付きました。

つしまのおうちの画面
つしまのいえ Instagram
https://www.instagram.com/tsushimanoouti/?hl=ja
対馬には、小さな集落がたくさんあります。そこに、移住者が1人増えるだけで、その集落は大きく変わっていく、だんだんと物件数を増やしていく中で、そんなことを実感していきました。
また、宿泊施設の運営については、地域の関係性を作っていく中で知り合った方の紹介で、千尋藻(ちろも)という素敵な漁師町にある一軒家に出会い、こちらを一棟貸しの宿とするため、現在準備をしています。海が目の前で、とても綺麗なんですよ!遊漁船体験など、宿出発の体験メニューの提供も検討しています!

宿についてキラキラ語ってくれるかおりちゃん
対馬ならではの風光明媚な景色——宿の開業、楽しみにしていますね!
ありがとうございます。2024年春頃のオープンを目指しているので、ぜひ遊びに来てください!オープンまでの準備の様子もこちらのアカウントで公開しているので、良かった見てみてください。

ちろもの宿 Instagram
https://www.instagram.com/chiromonoyado/?hl=ja
ライターあとがき「対馬のかわいいおばあちゃんになりたい」
いつも物腰柔らかで、優しいイメージのかおりさん。これまでは、「対馬のかわいいおばあちゃんになりたい」と話すふんわりとした印象が強かったのですが、今回お話を聞くと、すでに経営者ならではの一面も。
退任後すぐに空き家活用の事業をスタートされていたので、協力隊のはじめはどんなことをするか決まっていなかったと聞いて、そのスピード感に驚きでした!
Uターンでの協力隊着任ということもあり「地元・対馬で失敗できない」というプレッシャーがあったそうですが、地元の方々とはとてもいい関係性を築いてきている様子が伝わってきました。
宿の開業が楽しみです!
自治体と弊社が二人三脚で設計した、安心の協力隊募集プロジェクト
地域おこし協力隊への挑戦を検討している方へ
今回ご紹介した記事のように、地域で活躍するためには「地域の受け入れ体制」や「本音のコミュニケーション」が欠かせません。
弊社では、着任後のミスマッチを防ぐため、自治体に伴走して募集ミッションや受け入れ環境の設計からサポートしています。
現在、その取り組みの一環として各自治体で新たな仲間を募集中です。受け入れ体制がしっかり整った環境で挑戦したい方は、ぜひ募集記事をご覧ください。
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